2013年10月28日

エキシマexima?アポトーシスapoptosis?本当に適切?


10月22日の新聞には、

日本の医療機関には製薬業界から昨年4700億円の資金提供がされている事。

中でも研究開発費が最も多く2438億円。その4分の3は、薬の承認を

得るために行う治験などの臨床試験費だった。大学などの研究機関に

国など公の資金提供が乏しく、製薬企業に依存していることが載せられていました。


上記に関しては先に記事にしました。(5月23日ディオバンの記事


10月22日の夜、(正確には23日の早朝)

NHKスペシャル「終わりなき被爆との戦い」~被爆者と医師の68年~ 

の再放送を初めて見ました。

(ネット上に情報があると思います。お調べ下さい。)


原爆投下による被爆。投下直後の多数の被害者。

10年後には、生き残っていた人々が白血病で亡くなり

(広島平和記念公園の像になっている被爆者の少女等)

白血病は、25年で減少収束していると思われていた。


しかし、さらに40年以上経過して第二の白血病と呼ばれる骨髄異形成症候群MDS)の患者が増えていると言う。

爆心地からの距離が短く、浴びた線量の多い程発症率が高くなるとも言われている。


MDSで5年前に亡くなった女性患者は、「原子爆弾が私の身体の中にいる」とその異変を語っていた。

ある医師は、「1回の時限爆弾なら良いが、2つ目、3つ目の時限爆弾がある。

それをどう乗り越えて行くのか心の不安はしっかり我々が受け止めなければ

ならない」と現役引退後も昔からの患者を訪れている。


人の細胞に放射線を浴びせると細胞死亡と呼ばれるアポトーシス(apoptosis)が

発生する。最近の研究でアポトーシス染色体の傷に原因があると判った。


広島大学病院、長崎大学、放射線医学研究所でもアポトーシスに関する研究が

行われている。染色体分析の最先端情報からアポトーシスを抑制する効果の

あるものを調べる研究等など。


米国円形脱毛症基金NAAFのホームページには、エキシマレーザーを用いた

治療の為の臨床治験をある会社と共同で行っているとあります。上手く行けば、

FDAの円形脱毛症認可治療の第1号となる可能性もあるとも述べています。


日本のある病院は、円形脱毛症のエキシマによる臨床治験についてPUB MED

エキシマ治療は(免疫細胞)T細胞の死アポトーシスapoptosisを導くことのできる

安全な治療として報告しています。(2010年2013年。)


アポトーシス

現在、様々に議論され、積極的に使われている言葉。

傷の修正を行っていた細胞が修正しきれずに自ら死ぬ。積極的死。

突然変異や障害を負って異常となった細胞を排除する生体防御の意味も含む。


円形脱毛症においてのエキシマ治療素人の私には、単に強い光で免疫を

壊しているだけにしか見えないのですが・・・。免疫細胞をアポトーシスさせる?

短期の効果はあるかもしれませんが、長期の身体への影響をどのように見るのか?

現在、なぜ認可されていないのか?

原爆症では、アポトーシスを抑制するものを探している。




医療機器の会社と円形脱毛症基金や研究機関の連携?それがもたらすものが何か?

しばらく、眺めてみましょう。











2013年01月16日

AA円形脱毛症のレーザー治療はFDAが認めていません。MELもそうです。


最近流行っている308nmの光線治療(エキシマライト)

とても効果的と書いてありますが、

日本の円形脱毛症ガイドラインにもアメリカ英国のものにも記載がありません

不思議だと以前にも記事にして来ました。危険性が問題なのでしょうか?


alopecia areata円形脱毛症 とlaser light therapyレーザー光治療

検索したらAlopecia :A review of laser and light therapy


California大学のものの様ですが、アロペシアとレーザー治療について

過去から最近の治療までの研究をまとめたものが見つかりました


Dermatology Online Journal volume18 Number2

February 2012


ご自分でお調べになることをお勧めします!

難しい部分専門的な部分もありますが、ここでは、気になる点について

簡単に要約しました。



◆1980年代から種々の皮膚の病気にレーザー治療が盛んに採用されてきた。


◆最初は1967年にLLLTを使ったネズミのがん治療でレーザー使用後の発毛が

偶然に見つかった。


その後、特に男性型アロペシアへの応用の提案研究が数多くなされた。


1996年むだ毛の脱毛機器としてIPLがFDAから認可された。


◆レーザー治療後の逆説的発毛

hypertrichosisは、レーザー機器を使った数か月後に治療箇所かその近くに起きる

稀であるが、意義深い副作用である。最初は2002年IPL治療で記述され、

今日では「逆説的多毛」として広く知られている。


アロペシアも

◆男性型アロペシア

FDAに認可された 薬finasterideと minoxidil やレーザー機器がある。

◆AA(alopecia areata)円形脱毛症 男性型に次いで多い脱毛原因

◆レーザー治療後の多毛の生物学的メカニズムについて

◆レーザー植毛(瘢痕性のアロペシアに)について


機器に関しては、

◇LLLT(low level laser therapy)600-1100nm

◇IPL(intense pulsed light )600-1100nm

脱毛器具として1996年FDA認可

◇308nm exima lightエキシマライト

◇HairMax Laser Comb男性型アロペシア用LLLT2007年FDA認可

◇The Super Liser604nm 日本製の直線偏光近赤外線治療器

◇YAG laser遠赤外線照射2940nm

についても記載があります。

◆結論

「現在アロペシアに対してのレーザー治療はnon-clinic settingでは

利用できるが、どれもFDAは認めていない。」


「光脱毛後の逆説的多毛のメカニズムをより良く理解する為に

大規模な治験を行うことは、レーザー治療がアロペシアの人の発毛を促すか

毛を失うことを阻止することができるかを明確にする助けになるであろう。」



大学病院内部での治験などでの使用はあるものの、

FDAに認められていないもののようです。

十分な管理された二重盲目試験が

これから十分に行われる必要がある事を述べています。


「アトピーがあるから円形脱毛症にMELで治療して保険適用できる。」

と喜んでいる人がいる様に思いますが、「なぜ保険適用されないのか?」

「なぜFDAに認可されないのか?」良く考えて行動する必要を感じます。

大人が自己責任で行うのも?ですが、幼い子供に、気楽に行うような治療ではない

と思います。確かめ確かめられても、慎重に行動しないと取り返しはききません。


何十年も男性型への適用が考えられてきたのに、未だ満足できる結果は

出ていないのです。メカニズムも色々と考えられてはいますが、まだまだ

良くは理解されていないようです。


負を抱えるより、現状に甘んじる方がまだ良いのではないでしょうか?

焦らず、じっくりと構える事が大切だと思いませんか?


no treatmentで待つことは、副作用のないgoodな治療法です。

wigで整え、洋服や持ち物も可愛くしてあげて下さい。

自信を持って行動できるように。


学校が難しければ、区域外に通う事もできます。過疎の町で疎開してくる子を

募集している所もありますね。多くは、海のそばや山の環境の良い所です。

子供達が、楽しく生活できるように工夫してください!お願いします!






2012年10月11日

円形脱毛症 気になること!308-nm uvb exima lightエキシマライトの治療!安全?

日本の円形脱毛症治療で、最も信頼されてきている治療?


エキシマライト(exima light)

最近この機器を備えているクリニック増えています。


308-nm uvbの治療器は、イタリア製、アメリカ製、日本製とあり、


それぞれの治療器の治療面積使い易さで、選択されています。


大きな病院では、それぞれの特性を利用する為、すべての機種が備えて


あるところもあります。一般に、タイムラグの少ないものが好まれる傾向があります。


次々に休むことなく治療する効率性が好まれるのです。



患者さんも小さな子供さんにも、週2とかなりの回数通わせている所もあります。


半年通うと、50回!


この機器だけでなく、あれもこれもと他の薬剤も用いられている場合も。


二重三重に危険なものが重ねられている!と過敏な私は感じてしまいます!



しかし、実際に髪の毛が生えて来たと言う情報が多いです。



この「生えて来た」事に対する評価が、少し前の手放しのものから


かなりニュアンスが違って来ていると思いませんか?


原因細胞のapotosis やT細胞の誘導(免疫抑制)だとしていた


その機序についての考え方が・・・。


その使い方も、ある種の病気については、PUVAが!或るものにはnb-uvb!


そして308-nmのエキシマライトは、極く極く小さい範囲に用いる方向性?


この機器は、乾癬や白斑に早くから使われて来ました。


乾癬は、4回、5回できれいになったと回数の少ない報告が特徴的でした。


しかし、効果的との報道で?実際、どこでも機器が導入され、


治療を行っている治療機関では、白斑の場合は、週2回位で、すでに長期使用の方も多いです。


半年で50回,1年では100回です!


(とても効果が有ると使用者はおっしゃっていますが、


第三者が写真で見ると「そうなのかな-?」と思ってしまうのですが・・・。)





2010年のアメリカのコロラド大学のPUB MEDの報告に注目していました。


白斑についての研究なのですが。


沢山の治療が出て来て効果が有るようだと多くの治療法について述べています。


コルチコステロイドと比較してcalcineurin抑制剤の方が比較的効果的でより安全性が高い。


尋常性白斑には、光線治療(phototherapy)が優れた効果が有る。


PUVAよりはnb-UVBの方が再色素化の比率や安全性の効果から見ると優れている。


患者のそれぞれの状態により外科手術、脱色をオプションとして選ぶ。等など。



しかし、"カムフラージュをしてもしなくても、太陽光から身を守り 治療しない と言う選択"は、


"どんな治療よりも、無害な代替治療"である。



こんな記述の仕方でした。一時的に効果が有ることよりも安全が一番だと!


”治療しない”事は、”どんな治療よりも無害な代替治療”


また、最近  見つけたのは


「photo therapyはどうなった?」という内容。


アメリカやイギリスのガイドラインでは、UVA UVB の治療が載せられていません。


NAAFでも私が調べ始めた頃は載せられていましたが、現在は見当たりません。


日本のガイドラインでもそうでしたね。不思議だと書きました。


副作用が少ないと今、一番好まれている治療法なのに!


この記事では、高額な機器による治療である故の費用の問題だろうか?


いや、週2,3回通う事の問題か?それなら家庭治療器で解決するはずだ。


と理論が展開されています。



結局は、この強い光を人の身体にそんなに頻繁に使って良いのか?


本来、人への治療には除外しておくべきものなのでしょうか?


と考えてしまうのです。髪の毛は生えてくるようなのですが・・・。


その機序は?明確には解っていません!


ステロイドは、免疫を抑制して、免疫の毛のうへの攻撃を弱める?


SADBEは、免疫の攻撃をより危険なものに向け、毛のうへの攻撃は停止する?


どちらにしても、病気のoffではありません。


エキシマライト308-nmの強い光線が、免疫を強く抑制するとは?


その強さが過ぎると何が起きる?


以前言われていた免疫細胞のapotosisなら後にどんな影響が?


当たり前の様に使われ始めたこの強い光線!


最近は、最先端を走る研究者の意見は、少し慎重なものになっていると感じませんか?


研究者にとって正しい事と患者にとって正しい事は異なっています。


研究者は、次々と研究の対象者を変えて、あれが駄目ならこれと方法も変更できます。


しかし患者の身体は、一つしかないのです。


その人にとっては、その治療が長期に影響します。


簡単に治療しないことは、研究者の気まぐれな理論の変化に振り回されない事を意味します。


BAD英国の皮膚科医協会の円形脱毛症ガイドラインの言葉を思い起こします。


「無闇に治療しない!治療は危険な場合もある。」



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