円形脱毛症の子供たちに白斑・白斑のような色素脱ができているという情報に
驚きました。円形脱毛症の治療が関係しているのでしょうか?
白斑について、少し調べてみました。
白斑は、古代から見られるもので、遺伝的な家族歴のあるものの様に
書かれているものが、ありました。
Pub Medでも検索しました。沢山の情報はありました。しかし、その方向性や見方は、
それぞれで様々です。現在は、未だ解明されておらず、今後の議論を待つと言う意見が
ほとんどです。少し概観してみました。
(2007年のイスラエルのある研究)
メラノサイトの破壊を引き起こす皮膚の色素障害である白斑が、
どの様に形成されるのかはほとんど解っていない。その要素として、
ワクチン接種、放射線治療、日射、悪性腫瘍、リンパ腫や悪性腫瘍の
治療後の傷を含む、骨髄移植、インターフェロン、インターロイキン、
その他の薬剤、心理的要素、内分泌系の病気、細胞障害性化合物などが、
白斑の原因としてあげられる。
2008年トルコの記事
骨髄性白血病に対しての肝細胞移植後421人中6人が白斑を示す。うち5人は
重い移植片対宿主病であった。白斑に円形脱毛症(AA)を伴っており、
2人は魚鱗癬を。
鶏の白斑についてのアメリカの報告。
(白斑と円形脱毛症AAの関係について、いろいろと考えさせられる部分がありました。)
人間の白斑の人は普通の人と比べて4倍円形脱毛症になりやすいが、
SLモデルの鶏の場合、メラニン色素欠乏症の羽や皮膚の鶏だけに羽の抜けが
見られる?
コルチコステロイドやシクロスポリンA(免疫抑制剤)の矯正的影響?
(などなど本当に知らないことばかりで、もっと沢山の事柄を観察する必要を
感じました。)
多くの記事があり白斑には多くの要素が考えられるようです。
自己免疫の要素も言われています。
ここでは、更に円形脱毛症治療の治療法が白斑に関係するか考えてみます。
◇液体窒素◇ステロイド◇DPCP、SADBE◇円形脱毛症に付随する?
◇液体窒素
沸点-196度 低温で皮膚がんやいぼを凍結して切除するのに使います。
円形脱毛症の治療にも用いられているようです。頭皮を刺激するために使うの
でしょうか?副作用として痛みや腫れ、赤くなることもあるようです。
かさぶたができて2−4週で自然に取れて新しい皮膚ができる。
「しばしば、平坦な白い傷あとが残ることがある」。ともあります。
美容外科の医師の座談会でも、その様な治療後の白い痕の発言があります。
◇ステロイド
ステロイドの中でも副作用が多毛と言うものが、デルモベートスカルプです。
白斑が出たと言う子供さんが、使っておられたものでしたので、調べてみました。
最強(strongest)のステロイドです。
英文netdoctor.co.ukのサイトから見ました。気になる部分だけ取り上げてみます。
注意
・この薬を使った後は、不注意に他の場所に薬が移らないように手を洗う。
・長期、広範囲の使用は、皮膚が薄くなったり、副腎からの自然なホルモン生産が、
減るといった副作用が出る。
・この薬は、感染部位にも、薄く、控えめに使わねばならない。
・目や粘膜などは避ける。
・この薬の長期の使用は避けるべき。治療して2週から4週間しても皮膚の改善が、
みられないなら、医師に相談すること。
・子供に処方されたなら、5日以上は使わない。部位を覆わない。
副作用
・皮膚が薄くなる。
・皮膚の色素に変化が起きる。
日本の医薬品の説明には、きちんとこのように述べられていますか?
子供に、この薬を1年近く使って、成長障害を考え、止めたという方がいました???
しっかり、色素異常も起きると述べられています。なぜ、すぐに止めないの?
多くは、薬剤に対する認識の無さと、患者をビジネスの対象にしか見ていない事。
専門性が高くなっていて自分の専門以外の病気についてや薬については、知識がない
医師が多いと感じます。製薬会社の営業マン(MR)の言うなりとか?
そのように感じていますが、皆さんは、どの様に思いますか?
強いステロイドは、白斑の様な色素変化と関係ある可能性が、あります。
◇DPCP、SADBE
2例とも治療を開始して、しばらくして白斑様のものが出て、治療を中止すると
症状が消えた。
オランダの例は、再治療をすると再び白斑が出た。
これらから、円形脱毛症治療の局所免疫療法では、色素異常が起きる可能性が
あることがわかります。
症状の消えた例は、濃度の薄い期間の短い場合。
症状が残る例もありました。白斑の様な症状は、一時的なものとの記述は、
これら2例だけを取り上げているもので、その他の例を考えると一時的ではない。
最近、かなり濃度にも配慮して、同じ濃度で丁寧に治療している例を掲示板で
見ました。しかし、多くが次々と濃度を増して、どの位この薬剤が体に入るのかと
思った例もあります。
その薬剤の使用については、認可されていないものですので、
その薬剤の使い方は治療機関によって「まちまち」で、不安を感じさせるものがあります。
イタリアの例は、記事で濃度など詳しく記載しましたので、かぶれ治療をしてる
場合には限界点を見極める材料になると思います。
◇円形脱毛症に付随する?
白斑の家族歴がある人もいます。そのため、遺伝によるものと言われますが、
円形脱毛症の治療を開始してから白斑の症状が出た場合が多いようです。
白斑の患者でどの位の割合で円形脱毛症が起きているのでしょうか、また、
円形脱毛症の患者の中に、どの位の割合で、白斑の人がいるのでしょうか。
地域差も大きく、それぞれ、独自の生活環境もあるでしょう。細かい数字ではなく、
大きく眺めてみましょう。
あるお母さんは、白斑が出たとき「円形脱毛症の子供には、よくあることです。」
と主治医に言われたそうです。
2006年の中国の白斑患者研究
子供の白斑541人(274人の男児と267人の女児)の調査。12歳以下の子供。
尋常性白斑が主38.1%
4−8歳からの発症が多い42.5%
家族歴60人11.1%
家族内にもう1人の白斑患者3人0.6%。
自己免疫疾患41人7.6%。
halo nevi暈輪母斑39人7.2%。
円形脱毛症2人0.4%。
2003年北インドの子供の白斑
357人の女児と268人の男児。
尋常性白斑が一番多い
限局型
分節型?
四肢型
粘膜型?
汎発性
初めに症状が出る部位の最も多いのは、頭と首。
続いて下肢、体幹、上肢そして粘膜の順。
白毛症が、77人12.3%
ケブナー現象71人11.3%
halo nevi 29人4.4%
家族歴76人12.2%
自己免疫疾患に関係している8人1.3%
(円形脱毛症AA2人0.3%、
糖尿病、甲状腺、Addison病、多発性内分泌腺機能低下症候群、尋常性天疱瘡 各1人)
逆に円形脱毛症の子供の白斑率も見て見たかったのですが
少し古いデーターしか見つかりませんでした。
情報収集した機関の円脱治療法にも関係すると思いましたので、白斑の子供たちの
円形脱毛率だけで見ますと
円形脱毛症の子供には、白斑が多い」と結論付ける
程の数字ではないと思います。 0.3%や0.4%の円形脱毛症。その率としては、
普通より高いかもしれませんが、目立つ程でないはず。或る病院で円形脱毛症の
子供に白斑が顕著に見られるなら、そこでの円形脱毛症治療が関係していると
考えられます。
そのことを指摘されたくないために円形脱毛症の子には白斑が多いと言うのでは?
とも思います。
白斑も円形脱毛症と同じで発症部位で分類するようですね。円形脱毛症でも
思うのですが、その分類にあまり意味を見出せないのですが・・・。
ケブナー現象は、過剰創傷治癒現象だそうです。強い薬剤などの治療の刺激でできる?
円形脱毛症の子供たちで白斑が出るのは、こんなことが関係しているのではないか?
と勝手に思ってみたりします。全くの個人的感想ですが・・・。
多くの場面で白斑が現れています。自然には起きない特殊な治療などで。
以上を総合的に見て、円形脱毛症の治療も、円形脱毛症の子供の白斑症状に
関係していると感じています。家族歴のある方もいますが、それも治療が
影響しているのではないかと思います。治療後に症状が出てきたそうですから。
液体窒素、ステロイド、SADBE、DPCP強い薬剤が体に影響を及ぼして白斑状の
色素異常が起きていると感じます。皆さんは、どの様に思われますか?

