2008年08月01日

円形脱毛症の治療。ステロイドパルス?

様々な治療にステロイドパルス療法が使われてきました。

成果が上がって来ているのでしょうか?

リウマチなどにも以前から使われていますが、評価は様々なように感じます。

一時盛んに使われていて、その後、反する考えが出て、今は、方向の違う治療?

が勧められている?それは、副作用の凄まじさから?


円形脱毛症に関しても4、5年前には盛んに掲示板に書かれていましたが、

その後は、どの様になっているのでしょうか?

昨年から調べ始めたものの、過去の記録は読みましたが、現在どの様な位置に

あるのかわかりません。発症から6ヶ月以内の人に限って試みられているとは、

聞きますが、その成果は?


NAAFでの選択できる(option)治療法にも、ステロイドパルス載せられていませんでした

BAD円形脱毛症ガイドラインには、C評価で、載せられていましたが、効果は、

実証されていないとありました。



NAAF→search link →Pub Med から参考に成る記事を読みました。

一番参考になる最初に出てきたスイスの例を出しました。

評価として良いが与えられるものが何か。全頭に発毛?80%ある?75%ある?

◇発症から時間が経過している人も良い結果が得られているか?

追跡調査が行われているか?その後、維持されているか?その後の脱毛は?

これらを調べれば、その治療法を評価できると思っています。


四番目に日本のものも出て来ていました。敢えて、言及することはない、

同じ考え方をしてみれば、その評価も自ずと判ると思っていましたが、

少しお知らせします。


この日本のものPub Medの要約と殆んど同じなのですが、微妙に違った内容が

入った記事を見つけました。

医学書院ライブラリーのMedical Finderに

円形脱毛症のステロイドパルス療法」として載っていました。

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毛髪再生医学(アデランス)寄附講座


【キーワード】 円形脱毛症,ステロイドパルス療法,副腎皮質ステロイドホルモン,メチルプレドニゾロン


要約 1999年8月から2006年6月にステロイドパルス療法を行った重症型円形脱毛症139例を解析した.改善度を著効(脱毛面積の75%以上で硬毛発毛),有効(同50%以上),無効(同50%未満)とすると,全体で著効率47.5%,有効率59.0%であった.発症から6か月以上経過した症例では著効率15.8%,有効率31.6%であったが,6か月以内の治療例では著効率59.4%,有効率69.3%で早期治療の重要性が示唆された.6か月以内の治療例の著効率は,治療時の脱毛面積が50%未満では88.0%ときわめて有効であったのに対して,6か月以上の経過例での著効率はそれぞれ15.4%で有意差が認められた.以上より,発症から6か月以内で,かつ脱毛面積が50%以下の段階での治療開始が最も推奨される.

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これも論文の要約なので、はっきりとは、判らない部分があります。

判るところから見てみます。

評価の仕方

全頭の75%著効、全頭の50%以上有効、全頭の50%未満無効


全体                               著効率47.5%有効率59.0%

・発症から6ヶ月未満で治療時の脱毛面積50%以下  著効率88.0%

発症から6ヶ月未満で                     著効率59.4%有効率69.3%

・(発症から6ヶ月未満で 治療時の脱毛面積100%   著効率21.4%)(Pub Medより)

・発症から6ヶ月以上経過治療時の脱毛面積50%以下 著効率15.4%?

発症から6ヶ月以上経過                   著効率15.8%有効率31.6

◇(発症から1年未満のもの全頭や汎発性ではないもの125例。89.9%)(Pub Med)

追跡調査が為されているのか?ここで著効や有効とされた時点が、治療後すぐの

時点なのか ある一定の日を置いた時点なのかは、ここでは、要約なのだからか?

わかりません。追跡調査についても記載はありません。


評価の仕方が、100%全頭発毛置いてないこと75%が、著効という意味に?

95%位であれば、何とか隠すこともできますが、実際には、75%では有効とも言えない

50%以上が、有効?研究者の見方です。仕方ない?患者のことは考慮されていない?

ここで思い出すのは、BAD円形脱毛症ガイドラインでの評価です。

ステロイドパルスは、C評価でしたが、「重大な副作用可能性効果についての

実証は不十分である。」とありました。


円形脱毛症は、自然に発毛し、自然に脱毛します。

ですから、実際に治療するグループと偽薬を使ってその自然発毛の度合いを測る

同じような条件のグループを作り、両者にそれと知らせることなく薬の効果を測ります。

そうしなければ、薬や治療の有効性の評価は、できないのです。自然発毛の率を

差し引いて初めて治療の有効性がわかります

以前NAAFのHPに各大学病院で治験患者を募集しているのが掲載されていました。

50%の人は治療を受けられます。」と言う感じの書き方だったと思います。

管理された研究と言うのは、この様に、治療の効き目を正確に確認する作業が

含まれたものです。管理された研究は始まっていますが、まだ結果が出ていません。

日本では、まだ行われていないように思いますがどうなのでしょうか?


発症から1年以内あるいは6ヶ月以内のものを意識的に集めていること

多くが発症から3、4ヶ月で自然発毛します。だんだん生える量も増えていきます。

発症から6ヶ月以内であれば一番自然発毛しやすい時期にあたります。

活発な発毛期で治療の効果か判別しにくい

また、そんな時期に危険な治療をすることに

90%近くが、全頭脱毛症や汎発性脱毛症でない139例中125例

自然に治る可能性の高い単発性、多発性のものが集中的に集められている

◆追跡調査がされているのか。著効、有効の評価時期が不明です。古いものは、

かなりの時間が経過しています。3年後4年後調査結果を掲載することは

可能なはずですが、その様な文言がありません。なぜでしょう?


日本で一部の病院でだけで行われている治療法ですが、膠原病多数使われています

命を守るためにやむを得ずに使うものだったと思うのですが・・・。膠原病の方の

ブログには、その副作用の凄まじさに、知らされずに行われた治療の副作用に対する

驚きと怒り悔しさが、溢れています


素人の母親の意見です。安全な治療を求めています。ただそれだけですが、

今、行われている治療には多くの疑問を感じてしまいます。

個々の患者の将来に渡る安全幸せに配慮した治療法が、あるのか?

無いのなら、「今は適切な治療法はありません。」「危険な治療は止めましょう。」

医療者であるなら、そのように伝える潔さ良心を持っていて欲しいものです。

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