2013年10月28日

エキシマexima?アポトーシスapoptosis?本当に適切?


10月22日の新聞には、
日本の医療機関には製薬業界から昨年4700億円の資金提供がされている事。
中でも研究開発費が最も多く2438億円。その4分の3は、薬の承認を
得るために行う治験などの臨床試験費だった。大学などの研究機関に
国など公の資金提供が乏しく、製薬企業に依存していることが載せられていました。

上記に関しては先に記事にしました。(5月23日ディオバンの記事

10月22日の夜、(正確には23日の早朝)
NHKスペシャル「終わりなき被爆との戦い」~被爆者と医師の68年~ 
の再放送を初めて見ました。
(ネット上に情報があると思います。お調べ下さい。)

原爆投下による被爆。投下直後の多数の被害者。
10年後には、生き残っていた人々が白血病で亡くなり
(広島平和記念公園の像になっている被爆者の少女等)
白血病は、25年で減少収束していると思われていた。

しかし、さらに40年以上経過して第二の白血病と呼ばれる骨髄異形成症候群MDS)の患者が増えていると言う。
爆心地からの距離が短く、浴びた線量の多い程発症率が高くなるとも言われている。

MDSで5年前に亡くなった女性患者は、「原子爆弾が私の身体の中にいる」とその異変を語っていた。
ある医師は、「1回の時限爆弾なら良いが、2つ目、3つ目の時限爆弾がある。
それをどう乗り越えて行くのか心の不安はしっかり我々が受け止めなければ
ならない」と現役引退後も昔からの患者を訪れている。

人の細胞に放射線を浴びせると細胞死亡と呼ばれるアポトーシス(apoptosis)が
発生する。最近の研究でアポトーシス染色体の傷に原因があると判った。

広島大学病院、長崎大学、放射線医学研究所でもアポトーシスに関する研究が
行われている。染色体分析の最先端情報からアポトーシスを抑制する効果の
あるもの
を調べる研究等など。

米国円形脱毛症基金NAAFのホームページには、エキシマレーザーを用いた
治療の為の臨床治験をある会社と共同で行っているとあります。上手く行けば、
FDAの円形脱毛症認可治療の第1号となる可能性もあるとも述べています。

日本のある病院は、円形脱毛症のエキシマによる臨床治験についてPUB MED
エキシマ治療は(免疫細胞)T細胞の死アポトーシスapoptosisを導くことのできる
安全な治療として報告しています。(2010年2013年。)

アポトーシス
現在、様々に議論され、積極的に使われている言葉。
傷の修正を行っていた細胞が修正しきれずに自ら死ぬ。積極的死。
突然変異や障害を負って異常となった細胞を排除する生体防御の意味も含む。

円形脱毛症においてのエキシマ治療素人の私には、単に強い光で免疫を
壊しているだけにしか見えないのですが・
・・。免疫細胞をアポトーシスさせる?
短期の効果はあるかもしれませんが、長期の身体への影響をどのように見るのか?
現在、なぜ認可されていないのか?
原爆症では、アポトーシスを抑制するものを探している。



医療機器の会社と円形脱毛症基金や研究機関の連携?それがもたらすものが何か?
しばらく、眺めてみましょう。





 



2013年01月16日

AA円形脱毛症のレーザー治療はFDAが認めていません。MELもそうです。


最近流行っている308nmの光線治療(エキシマライト)
とても効果的と書いてありますが、
日本の円形脱毛症ガイドラインにもアメリカ英国のものにも記載がありません
不思議だと以前にも記事にして来ました。危険性が問題なのでしょうか?

alopecia areata円形脱毛症 とlaser light therapyレーザー光治療
検索したらAlopecia :A review of laser and light therapy

California大学のものの様ですが、アロペシアとレーザー治療について
過去から最近の治療までの研究をまとめたものが見つかりました


Dermatology Online Journal volume18 Number2
February 2012

ご自分でお調べになることをお勧めします!
難しい部分専門的な部分もありますが、ここでは、気になる点について
簡単に要約しました。


◆1980年代から種々の皮膚の病気にレーザー治療が盛んに採用されてきた。

◆最初は1967年にLLLTを使ったネズミのがん治療でレーザー使用後の発毛が
偶然に見つかった。

その後、特に男性型アロペシアへの応用の提案研究が数多くなされた。

1996年むだ毛の脱毛機器としてIPLがFDAから認可された。

◆レーザー治療後の逆説的発毛
hypertrichosisは、レーザー機器を使った数か月後に治療箇所かその近くに起きる
稀であるが、意義深い副作用である。最初は2002年IPL治療で記述され、
今日では「逆説的多毛」として広く知られている。

アロペシアも
◆男性型アロペシア
FDAに認可された 薬finasterideと minoxidil やレーザー機器がある。
◆AA(alopecia areata)円形脱毛症 男性型に次いで多い脱毛原因
◆レーザー治療後の多毛の生物学的メカニズムについて
◆レーザー植毛(瘢痕性のアロペシアに)について

機器に関しては、
◇LLLT(low level laser therapy)600-1100nm
◇IPL(intense pulsed light )600-1100nm
脱毛器具として1996年FDA認可
◇308nm exima lightエキシマライト
◇HairMax Laser Comb男性型アロペシア用LLLT2007年FDA認可
◇The Super Liser604nm 日本製の直線偏光近赤外線治療器
◇YAG laser遠赤外線照射2940nm
についても記載があります。
◆結論
「現在アロペシアに対してのレーザー治療はnon-clinic settingでは
利用できるが、どれもFDAは認めていない。」

「光脱毛後の逆説的多毛のメカニズムをより良く理解する為に
大規模な治験を行うことは、レーザー治療がアロペシアの人の発毛を促すか
毛を失うことを阻止することができるかを明確にする助けになるであろう。」


大学病院内部での治験などでの使用はあるものの、
FDAに認められていないもののようです。
十分な管理された二重盲目試験が
これから十分に行われる必要がある事を述べています。

「アトピーがあるから円形脱毛症にMELで治療して保険適用できる。」
と喜んでいる人がいる様に思いますが、「なぜ保険適用されないのか?」
「なぜFDAに認可されないのか?」良く考えて行動する必要を感じます。
大人が自己責任で行うのも?ですが、幼い子供に、気楽に行うような治療ではない
と思います。確かめ確かめられても、慎重に行動しないと取り返しはききません。

何十年も男性型への適用が考えられてきたのに、未だ満足できる結果は
出ていないのです。メカニズムも色々と考えられてはいますが、まだまだ
良くは理解されていないようです。

負を抱えるより、現状に甘んじる方がまだ良いのではないでしょうか?
焦らず、じっくりと構える事が大切だと思いませんか?

no treatmentで待つことは、副作用のないgoodな治療法です。
wigで整え、洋服や持ち物も可愛くしてあげて下さい。
自信を持って行動できるように。

学校が難しければ、区域外に通う事もできます。過疎の町で疎開してくる子を
募集している所もありますね。多くは、海のそばや山の環境の良い所です。
子供達が、楽しく生活できるように工夫してください!お願いします!





2012年10月11日

円形脱毛症 気になること!308-nm uvb exima lightエキシマライトの治療!安全?

日本の円形脱毛症治療で、最も信頼されてきている治療?

エキシマライト(exima light)
最近この機器を備えているクリニック増えています。

308-nm uvbの治療器は、イタリア製、アメリカ製、日本製とあり、

それぞれの治療器の治療面積使い易さで、選択されています。

大きな病院では、それぞれの特性を利用する為、すべての機種が備えて

あるところもあります。一般に、タイムラグの少ないものが好まれる傾向があります。

次々に休むことなく治療する効率性が好まれるのです。


患者さんも小さな子供さんにも、週2とかなりの回数通わせている所もあります。

半年通うと、50回!

この機器だけでなく、あれもこれもと他の薬剤も用いられている場合も。

二重三重に危険なものが重ねられている!と過敏な私は感じてしまいます!


しかし、実際に髪の毛が生えて来たと言う情報が多いです。


この「生えて来た」事に対する評価が、少し前の手放しのものから

かなりニュアンスが違って来ていると思いませんか?

原因細胞のapotosis やT細胞の誘導(免疫抑制)だとしていた

その機序についての考え方が・・・。

その使い方も、ある種の病気については、PUVAが!或るものにはnb-uvb!

そして308-nmのエキシマライトは、極く極く小さい範囲に用いる方向性?

この機器は、乾癬や白斑に早くから使われて来ました。

乾癬は、4回、5回できれいになったと回数の少ない報告が特徴的でした。

しかし、効果的との報道で?実際、どこでも機器が導入され、

治療を行っている治療機関では、白斑の場合は、週2回位で、すでに長期使用の方も多いです。

半年で50回,1年では100回です!

(とても効果が有ると使用者はおっしゃっていますが、

第三者が写真で見ると「そうなのかな-?」と思ってしまうのですが・・・。)




2010年のアメリカのコロラド大学のPUB MEDの報告に注目していました。

白斑についての研究なのですが。

沢山の治療が出て来て効果が有るようだと多くの治療法について述べています。

コルチコステロイドと比較してcalcineurin抑制剤の方が比較的効果的でより安全性が高い。

尋常性白斑には、光線治療(phototherapy)が優れた効果が有る。

PUVAよりはnb-UVBの方が再色素化の比率や安全性の効果から見ると優れている。

患者のそれぞれの状態により外科手術、脱色をオプションとして選ぶ。等など。


しかし、"カムフラージュをしてもしなくても、太陽光から身を守り 治療しない と言う選択"は、

"どんな治療よりも、無害な代替治療"である。


こんな記述の仕方でした。一時的に効果が有ることよりも安全が一番だと!

”治療しない”事は、”どんな治療よりも無害な代替治療”

また、最近  見つけたのは

「photo therapyはどうなった?」という内容。

アメリカやイギリスのガイドラインでは、UVA UVB の治療が載せられていません。

NAAFでも私が調べ始めた頃は載せられていましたが、現在は見当たりません。

日本のガイドラインでもそうでしたね。不思議だと書きました。

副作用が少ないと今、一番好まれている治療法なのに!

この記事では、高額な機器による治療である故の費用の問題だろうか?

いや、週2,3回通う事の問題か?それなら家庭治療器で解決するはずだ。

と理論が展開されています。


結局は、この強い光を人の身体にそんなに頻繁に使って良いのか?

本来、人への治療には除外しておくべきものなのでしょうか?

と考えてしまうのです。髪の毛は生えてくるようなのですが・・・。

その機序は?明確には解っていません!

ステロイドは、免疫を抑制して、免疫の毛のうへの攻撃を弱める?

SADBEは、免疫の攻撃をより危険なものに向け、毛のうへの攻撃は停止する?

どちらにしても、病気のoffではありません。

エキシマライト308-nmの強い光線が、免疫を強く抑制するとは?

その強さが過ぎると何が起きる?

以前言われていた免疫細胞のapotosisなら後にどんな影響が?

当たり前の様に使われ始めたこの強い光線!

最近は、最先端を走る研究者の意見は、少し慎重なものになっていると感じませんか?

研究者にとって正しい事と患者にとって正しい事は異なっています。

研究者は、次々と研究の対象者を変えて、あれが駄目ならこれと方法も変更できます。

しかし患者の身体は、一つしかないのです。

その人にとっては、その治療が長期に影響します。

簡単に治療しないことは、研究者の気まぐれな理論の変化に振り回されない事を意味します。

BAD英国の皮膚科医協会の円形脱毛症ガイドラインの言葉を思い起こします。

「無闇に治療しない!治療は危険な場合もある。」


2012年07月12日

円形脱毛症!2012最新の知見!MELが安全だと言う確たる証拠が見つかりません!


何を求めていますか?一時的な発毛ですか?

早急に発毛することが必要ですか?

ゆっくり安全に最終的に発毛することを求めて行くことが大切だと思いませんか?

308nmエキシマレーザー、308nmエキシマライト

ステロイドやかぶれ治療を避けたい場合、新しい治療、308nmのエキシマ治療が
選ばれています。エキシマランプがエキシマレーザーより良いとの情報は多いですが、
確かな証拠が不足しています。
エキシマランプの方が低コストで、維持費がかからないので導入しやすいと言う事実は、
あります。それでも、色素沈着などの火傷に近い副作用も報告されています。


2005年にFDAの認可を受ける前から、308nmのエキシマが、
「安全でとても効果が有る」「素晴らしい」との報告が始まっています。
しかし、乾癬の治療でも4回5回できれいになった。あるいは、週に2度の治療で
4か月など。短期の、低いdoseでの報告が意識的にされているように感じました。
もっと長期の報告がその時点で出せるはずだったのではないでしょうか?

308nmのエキシマは、他の分野では十分に使われていたはずで、それを使うには、
高いハードルがあったはずです。解決が行われていないまま、
見切り発車されたのではないでしょうか?

<2012年、英文での日本の論文>
広く知られている円形脱毛症のガイドラインが2つある。と述べて、
NAAFとBADのガイドラインを挙げている。(そのこと自体?ですが、)
NAAFやBADのガイドラインは、2003年以来、新しい情報が欠けている。
日本のユニークな治療を評価するべきでは。との内容でした。

多くの治療法が述べられていましたが、(局所免疫療法)と(ステロイドパルス)
(ステロイドの頭部注射)(日本独自の薬剤)を評価しているように思えました。

(no treatment)
興味深い事に(no treatment)も評価されていました。髪を失って1年以内なら
80%の患者に活発な発毛がある。しかし、単発や多発と異なり全頭や汎発性の
患者の場合、(no treatment)の結果が違ってくる。多くが治癒に繋がらない複数の
治療を長期に渡って行っているから。とも述べられていました。

(発症したばかりの人にも危険な治療を次々行っている日本の医療機関が
汎発性や全頭患者の治癒に結び付かない理由を長期に渡る治療と述べている点が
画期的だと思いました。)

(ステロイドパルス)
しかし、ステロイドパルスについては、NAAFの過去記事には載せられていましたし、
副作用を考慮して除外されているのだと思います。

(独自の薬)
については、以前述べたたように、過去の暗い歴史のあるものもあります。
一つの薬剤については、現在海外でで研究している先生の記述を追っていましたが、
最近まで「危険な薬」との理解でした。過去の記録を明確にする必要があるとも。
<2012年、 BAD(英国皮膚科医の協会)円形脱毛症ガイドライン>
2003年に発表した円形脱毛症ガイドラインをアップデートする形で
大規模な調査報告がなされています。新たな側面が考慮されています。
が、基本的には、

2003年のものと同じで、効果的な治療法は無いように思えます。
心理的な問題は大きいが、効果を実証されていない危険な治療の使用を
正当化するほど健康に直接衝撃を与える症状はない事。全てではないが、
多くが活発な発毛を経験する事。が、今回も挙げられています。

(Cochraneの調査)
17のRCTのうちステロイド局注が一時的な益を示したが、長期の益を示したものは無い。
(局所免疫療法)と(ステロイド局注)には、RCT(ランダムでコントロールされた治験)
がない事で取り上げられていない。とも述べられています。

(局所免疫療法)
・用いる薬剤は、認可される薬剤のレベルでない物が使われていること。
・この治療の性質全てを患者は伝えられるべきこと。情報シートを与えられ、
 納得のサインをする。
・治療を行う人、薬剤師や看護師、スタッフ、患者の家族の感染を避ける為に特別な注意を
 払うべき事。薬剤を扱う人は、エプロンや手袋を用いる事。
・妊娠中の局所免疫療法の 安全についてのデーターがない為、妊娠中や
 妊娠の可能性のある人には使うべきでない事。
(以前記事にしたDPCP inCANADAと同じような内容が加わっています。)

(308nmのレーザー治療)エキシマライト
2つの治験が取り上げられていますが、「治療を行わなかった
パッチは、発毛しなかった」と2例ともに述べられていました。


これ以上の記述がない事に注目しています。

(アロマセラピー)
雑多の治療法の中にレザー治療などとともに加わっています。


<英国BADの円形脱毛症ガイドラインと米国のNAAFの記述の違い>
★局所免疫療法の扱いが、特に異なっています。

(英国皮膚科医協会BAD)
汎発性でもある程度の効果が、ある期間続くことを評価しています。
しかし、皮膚の色の濃い人達には、色素脱=白斑の副作用がある為、適切でない事が、
以前からそして今回も述べられています。(白人の場合肌が元々白いですから、白斑は
目立たないのです。)

(米国患者会NAAF)
「アメリカ全土で適用されていません!」と高らかに叫ばれています。

両者の意見の違いと今回加わった情報からこの治療を選択すべきか判断できるはずです。

★睫毛の薬?
NAAFの最近のHPには、睫毛の薬?その治験の募集が載せられています。以前、
ある薬が特別に、取り上げられていて驚いて記事にしましたが、私が、調べ始めたころとは、
少し組織の体質が変わって来ているのではないか?と感じています。

今回の2012年のBADのガイドラインにも載せられていますが、大規模なRCTの必要が
あることが述べられていました。

現在、私達が得る事の出来る情報に、本当に信頼できるものは、無いと思います。

<新聞や公共放送>
以前の様には読者、視聴者の利益が考えられていません。
スポンサーの考えが入っている?何かおかしい?と感じさせるものが多くなりました。

<患者会>
病院や、ウイッグ屋さん製薬会社、医療器具会社の販促活動が含まれます。
患者さん同士の交流が個々の人の精神的な支えになりウイッグなどの情報交換が
行われている点では、評価できます。発症初期の人への安全な治療についての
情報に欠ける点を危惧しています。
<学会>
現在の医療者の関心事がわかります。製薬会社、医療機器会社の販売促進の
内容も解ります。行われている治療法の重大な副作用がそれとなく載せられていることも
あります。

<患者の治療結果>
多くの人がブログに記録を載せています。病院からの一時的な効果ではなく、
その後の治療の経過が判ります。

世界中で出される論文や学会の動き、そして多くの患者の症状や治療の方法と結果

それらを大きな目で捉えて行かないと、いけないのではないでしょうか?

危険な治療を何も知らないうちに、行っていくことの無いように!

治療は、安全を第一に考えるべきではないでしょうか?

新しい治療法が、「副作用も無く効果的!」と出て来ても、

最近、再度ニュースになっていた肺がん治療薬イレッサの例など考慮してみましょう。

長期のランダムでコントロールされた治験を経たものであることが、必要条件です。


本人は「自己責任だから!」とその結果を受け入れる事が出来るかもしれませんが、

幼い子の場合、親のその選択が、長い生活に大きな影を落とします。




2012年04月17日

円形脱毛症 画期的治療とは?MEL?以前のものが危険すぎた?


MELの治療ができる様になって、画期的な治療と叫ばれています。

そうなのかな?と思います。よく見ると、以前の治療と比べて安全である。

と述べているだけの様にも思えます。


以前、光線治療について記事にしましたが、

1.まずは、人体にあまり悪影響を与えないと思われるUVAを治療に使い始めた。

2.UVAでは、光線が弱く、治療効果に影響を与えられないので吸収剤

 psoralenを使用し始めた。(PUVA) このpsoralenが、人体に良くない。

(UVBの強さとは大きな開きがある。UVBが1000倍強い?波長による)

3.人体には良くないが、更に強い皮膚に作用しやすいUVBを使用し始める。

4.できるだけ身体に悪影響のない311-313nmの範囲の波長(nb-UVB)が主流に。

 NB-UVBの装置は、身体全体にUVBを浴びるもの。健全な部位にも浴びていた。

5.更に効果を上げるため、308nmのエキシマを使う。


これらの過程で、波長を徐々に短くし、危険度はどんどん大きくなっている。


6.MELのlaserは小さい範囲に光線を当てるもので、健全な部位は当てずに済む。

 しかし、広範囲な部位の治療には時間を要する。光線の量も増える。


7.MELのlampは、laserに比し広い範囲に光線を当てる事が出来、シリンダーで保護。

 この時に使うdoseは、50-150mW/cm2これらは、laserに使うものやnb-UVBで

 使うものよりは、数倍低い。


画期的と言われているのは、このdoseの低さが言われいるようです。

過去のnb-UVBでは、患部以外への多量の照射が避けられなかったこと。

doseもとても高かったことが、緩和されてきたことで評価が高いのであって、

全く副作用が無い!、機序が全く違う凄い物!的な扱いは、メーカー側の

過大な評価の様に思えます。



MEL治療後の患部は、写真で見るととても良好の様に見える。

しかし、白斑などの患部の境界線は白さと焦げ色とのコントラストが強く、

(実際に見てはいないので、)乾癬の患部の変化などにも、画像の修正?

とも思える。患者にとって良い結果がでているのか今後の多数の報告から

判断すべきと思えます。


使用する光の強さや回数が関係するようですが、人体への影響が心配です。

表面の皮膚面は改善されても、強い光線による皮膚の下の組織がどの様に

変化するかが肝要でしょう!

論文では、4,5回で患部が改善したなど照射回数も少ない。週2で4か月などもありますが、

まだまだ照射回数の少い評価です。現在、日本では、普通に治療して半年、1年経過している人も

出て来ています週2なら100回以上です!長期の身体内部への影響が全く考慮されていないことに、

画期的?と疑問を提出せざるを得ないのです。


かなりの危険が潜んでいると思いませんか?




2011年02月04日

円形脱毛症 melとは?エキシマとは?効果あるの?危険なの?

少し前からレアアースが話題になっていました。
地球上の稀な金属。触媒などとして使って少量でも貴重な働きをする。
日本には、あまり存在しないようですが、都市部に埋蔵されている。
(携帯電話やPC、その他電気製品の電子部品の中にある。)


同じようにレアガス(rare gas,noble gas)と言われるものがあります。
周期律表の端に存在し稀な安定した気体。
希ガス
不活性ガスとも言われる。
昔から様々に利用されてきました。最近では、車のライトへの使用(Xe)や
タイヤの中に空気の替わりに(He)入れられていたり。

皮膚科で使う紫外線治療器にもこの希ガスが使われています。
MELとかエキシマライトとか最近出てきます。安全で効果的とか
本当でしょうか?ステロイドパルスとか局所免疫療法とか良いものと
して登場しましたが、残念!というものが多いです。
この度も
一部では、すごく良いものと謳われていますそうなのでしょうか?

そもそもMELって何でしょう?
なかなか検索できなくて困りましたが、日本では少数の方が
使ってる語?Monochromatic Excimer Lightの略の様です。
単色エキシマライト?紫外線治療器では、エキシマライトと殆ど
同じ意味に使われている。(詳しく言えばMELなんでしょうけど)
ちゃんとした説明が無いと理解不能です。医療者に多いですが
言ってもわからないでしょ!的な説明の仕方がよくあります。
(CTの被ばく量は?と聞いたらシーベルト説明しても解らんでしょ!
そんな経験があります。)
もう少し親切な書き方だと納得できるのですが・・・。
わかり易く説明できないのは、本人が理解できてないから?
あまり調べられたら、困るのかな?
勘ぐります。

Eximer Lightって何でしょう?
最初Googleで検索したらeczemza light therapy湿疹光治療
としてしか検索できなくて、勘違いしそうになりました。
私達人間もエネルギーを得て異様な興奮状態の時、普通では
考えられないような力を出したり、凄い発見をしたりします。

Eximer
excited dimerと言う語の略語と言うか造語。

excitedは励起と訳されています。
難しい訳ですね。意味は分かりますが。英語の方がわかります。興奮状態。

dimerは、二量体。二つの同種の分子やサブユニット(単量体)が、
物理的化学的な力によってまとまった分子又は超分子。
monomerや polymerは、聞いたことがありますね。
diは二を表す接頭語。

(あるエキシマライトの研究発表の案内では、このdimerが正しく綴られていませんでした。
専門医の発表!誰が間違ったのかは、判りませんが、この分野の一番最先端の
先生の発表です!
難しい言葉が使われていますが、実は、当事者の先生達も、よく理解できていないのかな?
と思います。チェックぐらい入れるでしょう!普通、発表までに誰かが気付くはずでしょうに!)

Eximer Lightは、自然状態では結合しない原子あるいは
分子同士の二つのガスを特殊な装置で励起すると一時的に結合して、
分子を作る(Exima)この分子が興奮から覚めた時(基底状態)発光する。
キセノンガス(Xe)と塩素ガス(Cl)の場合
308nmの光が発せられる。

らしいのですが、専門家ではないので詳しくはわかりません。
大切なのは、本当に効果があるのか安全なのか?
かなり前から治験?は行われていたようで様々な大学病院の
研究発表が行われています。

それでも、昨年発表された円形脱毛症治療ガイドラインは、
B評価(行うよう勧められる)が2つで
FDAが認可していない局所免疫療法と
ステロイド局注。

エキシマライト療法は?光線治療は ?
光線療法はA波を使うPUVAが、C1(行っても良いが十分な根拠はない。)
紫外線B波を使うnb-uvbや エキシマライトは、記載がありません。
とても効果的と言う報告は、何?治療法推進のための虚偽?
この意味がよくわかりません。エキシマ療法は局所免疫法
よりは
危険度が高いと言うこと?効果が少ないのでしょうか?

確かに局所免疫法は、一時的に髪の毛が生え、
4,5年はある程度の髪の量を維持できるようです。が、
その後は効果がなくなると言われていますし、危険性を
考慮すれば、替りとなるものが必要です。
安全で効果的
ならエキシマ光線療法が含まれているはずですが?

権威ある学会は、局所免疫法を選び、の人々はエキシマライト
どちらも不思議なことばかりです。

とても安全で効果的との記事や案内を種々の皮膚科が発表していますが
危険性がネックなのでしょう?nb-uvbの100倍とか170倍の強さ?とか
様々な記述を見ます。照射時間は、nb-uvbの5分10分から何秒へ、とても
短くなると聞きますが・・・。

日本製は危険な297nm以下の光をカットするフィルターもあるとの
説明もありますが、肝心の308nmの光が人体にどれ程影響するのか
目に見えない副作用
のほうが心配です。ビタミンDを服用するの?
それはなぜ?

ある機器の場合、FDAの認可は1975年以来毎回更新されて
いるのですが、使用法や効果、危険性既に市場に出ている物と
変わりありませんね。それなら、市場に出しても良いですよ
。との
内容です。最近の308nmの製品もです

これからたくさんの情報が出されるようです。
これらが何を意味するのか?
だれの利益が優先
されているのでしょう?
慎重に吟味していきたいものです。

2009年09月09日

円形脱毛症 光線治療?なぜか流行っています?U

先回記事にしました光線治療
ある掲示板で、子供さんの為にナローバンドUVBを始めたいとおっしゃっていましたが、
なぜ、今、光線治療なのか、よく理解できませんでした。しかし、ある記事で理解しました。
日本皮膚科学会の事前のプログラムには、載せられていなかったのですが、
今年の福岡の学会で発表された二つの研究についての意見でだったようです。
記事は実際に、現地で取材したもののようです。


 日経ヘルス 09年5月11日
第108回 日本皮膚科学会総会レポート
ナローバンドUVB
の照射で円形脱毛症が改善 副作用がなく発症1年未満の
有効率は高い


詳しくは、上の記事をお読みください。

名古屋市立大学付属病院の毛髪外来に通院した30名(男性13名と女性17名)
治療効果は、発毛面積50%を有効とした場合、有効率は約4割、罹患期間が
1年未満で、脱毛面積が少ないほど有効率が高かった。

順天堂大学皮膚科外来の28例(男性13名女性25名)
発毛が見られなかった9名を除いた19名に発毛が見られた。


他の掲示板に、「自分は病院に通い始めから光線治療を行っているが、本来は、
重症の人に行われるものなんですか?」と驚いている人がいましたが、罹患した
ばかりの軽い症状の人にも、いつの間にか、これら治療が行われて、
有効率を上げている
のではないかと心配しています。

有効率40%と聞くと、完治した人4割いると勘違いしがちですが、そうではありません。
発毛面積が50%以上の人が4割いただけです。(この発毛面積が50%と言う表現も
何を指しているのか?よく吟味する必要があります。頭全体の50%に毛髪がある?
あるいは、脱毛した部分の50%に発毛した?他の研究からすると前者のようです。
ここでの正確な設定は判りませんが・・・。そうだとすると、脱毛した部分の面積は
僅かの場合も含まれます。)私たちが期待している完治には、程遠い状態を有効とする
確率が、さも素晴らしいことのように語られていたりするのです。よく調べてみましょう。

円形脱毛症は、一時的に生えたり、抜けたりを繰り返しますから、その治療の
有効性の判定は、とても難しいです。脱毛から3ヶ月から6ヶ月に自然発毛が始まり
9ヶ月から1年で生えそろう人が、大多数です
罹患期間が1年以内の人が多く含まれているなど意識的に良い結果の出そうな人を
選んで、調査が行われる場合もあります。

こちらは、名古屋市立大30人、順天堂大28人の例です。順天堂などには多くの
患者がいるはずですから、どのようにこの30人が選ばれたのか、判ると良いですね。
様々な治療を行っているようです。それらは、どのような結果になっているのか?
かなりの数の患者が通ってるはずです。これは、その中の僅か。

無作為の偽薬を用いた長期的な追跡調査を行っている治験が、信頼できます
しかし、世界的調査でも、そのような治療で安全で有効なものは、未だありません
(光線治療の場合は偽薬ではできませんが・・・何かそれらしい形で?できるでしょう)

副作用についても、日本の場合、明確に書いていないことが多いです。白斑治療
使われているナローバンドUVBについて先回の記事では、まだらな火傷の色が、
付くことを書きました。白斑の場合には、色が付くことが望まれていることですが、
円形脱毛症では不要な副作用です。がんが発生する危険な波長ではないと
されていますが、皮膚へのダメージが、他のものを引き起こす可能性があります。

早急に、新しい治療に飛びつくのではなく、慎重に行動することをお勧めします。

2009年08月06日

円形脱毛症 光線治療?なぜか流行っています?

2年前、円形脱毛症を調べ始めたころ、PUVAという光線療法を見つけ、
どんなものかと少し調べました。全身に薬剤を塗って、
薬剤を内服し、紫外線A波を浴びるものと知り
すぐに、選択肢から外しました。

しかし、最近また、円形脱毛症の治療に光線療法がだんだんと出てきています。
何でしょうか?よく解りませんが・・・。

円形脱毛症などの治療法がないと言われている病気には、
ステロイド等の強い薬を使って刺激するか、熱いか、冷たい火傷で刺激する
(ドライアイス、液体窒素)という他には際立った治療法がないと感じていました。
かぶれ治療もあり、今、主流になりつつあるようですが・・・。)

乾癬とか白斑とかの治療に光線療法が使われていて、白斑を調べたときには、
UVAUVBなど基本的には、調べたつもりです。白斑の方は、少しでも色が付くと
大きく評価されていますが、私から見れば、ただの火傷の様にしか思えないのです。

私の乏しい知識では、比較的体に害をを与えないUVAは、害が少ない反面、刺激を
与えるには弱い
、そのためにpsoralenなどの薬を塗ったり内服する必要がある。(PUVA)
そこで、強い刺激を与えうるUVBが用いられ始めた。薬剤の外用や内服が
不要
でもある。しかし体へのダメージは大きい発がん性も指摘される。その為に、
波長の限られたNB UVBや今、白斑治療では、MELが流行っているようです。
(害が少ないと言われている波長のようですが・・・。)
でも、なぜ?
冷静な目で見れば、単なる”火傷”です。

的確にその評価もなされています。
尋常性白斑に対する紫外線療法ナローバンドUVB照射治療の効果と
審美的批評
(詳しくは”自治医科大学紀要30 2007”)
という報告は、問題点として
1.色が出てくる過程でぶちになる。
2.白斑と周囲とのコントラストが目立つ。
3.色の出てくる部位と、色の出てこない部位がある
4.ぶちのまま色素再生が頭打ちになることがある

などと述べられていました。
色が付くのは、事実でしょうが、単なる火傷しわが目立つ焦げた皮膚に!
きれいに色が付くのではなく、”ぶち”になるのです。白斑の一部に色が付くので
白い部分と色の付いた部分の焦げ色違いが際立ってしまうのです。
刺激にはなるでしょうが、強すぎて、逆の反動まであるのではないかと
感じます。白斑は、強いダメージその原因とも言われています・・?
本当に適切な治療なのか疑問に思っています。

これは、白斑に対しての問題ですが、このような光線療法を円形脱毛症に
応用することにあまり意味を見出せません
。もちろん素人の戯言ですが。
わざわざ肌を焦がす必要があるのか?そのダメージによる副作用白斑などは
出てこないのか?

円形脱毛症治療のガイドラインが発表されます!」としばらく叫ばれていて
皮膚科学会注目していました。年に一度大規模な学会が開かれます。
そこは、学問の研究会というよりは、豪華なホテルで沢山の機器や薬品の見本市
展開されているようでした。何十、何百という業者機器展示されていて説明も。
スポンサード講座も沢山あります。(業者の機械を薬を売るために有利な内容が
含まれているのではないでしょうか?)昨年のものなどは、有名な元T歌劇団の
歌手の歌のショーまであるというもの・・・。

まず機械が存在し、大規模に販売されます。それから、それの使用法が考えられ
乾癬に、白斑に、そして、やっぱり円形脱毛症にも使いましょうか?などとなって
いるのではないかと考えてしまうのです。何の知識もない母親の意見ですが・・・。

それは、CTなどについても感じてきたことです。小さな病院にも導入され
高額な機器使いこなそう
何でもない症状にも「使いましょうか?」と何度も言われた人もいます。

オゾン層の破壊が叫ばれ、「紫外線に気を付けよう!」と言うこの今本当に必要なのか
よく吟味する事は大切だと思っています。